公式の玄関はかなり荒れて

大鰐

おおわに Ōwani
大鰐駅
▲大鰐駅北口《2013年11月8日撮影》

始発駅は島式ホーム

弘南鉄道大鰐駅ホーム
【写真1】弘南鉄道大鰐駅ホーム。《2012年10月20日撮影》

弘南鉄道大鰐線の起点は、JR大鰐温泉駅と寄り添うように並んでいます。大鰐駅は他社線と公式に乗り換えられる大鰐線唯一の駅ですが、JRの駅名が大鰐温泉であるのに対し、大鰐線は「温泉」を付さずに「大鰐」としています。

大鰐線としては頭端式ホーム1面2線のほか、側線が1線設けられています。貨物を取り扱っていた弘前電気鉄道時代は国鉄と線路がつながっていたそうですが、現在ではJRとはつながっていません。

JRとは別の駅舎を構えます

大鰐駅北口
【写真2】大鰐駅北口。《2013年11月8日撮影》

弘南鉄道乗り場とJR乗り場の間には連絡改札はなく、中では自由に行き来でき、跨線橋を通じて直接乗り換えることが可能です。改札口はJRとは別々という、東北私鉄型の駅となっています。

細い跨線橋がJR側へ延びる

大鰐駅跨線橋
【写真3】大鰐駅跨線橋。《2013年11月8日撮影》

JRの跨線橋に比べて、弘南鉄道側に延びている跨線橋は見るからに細くて古くなっており、JRと地方民鉄の違いをうかがわせます。

JR利用者の改札通過はお断り

大鰐駅北口駅舎内
【写真4】大鰐駅北口駅事務所内。《2013年11月8日撮影》

北口の駅事務室は、北口にある大きな建物の脇から細い通路を通った先にあり、ここで乗車券類の販売などを行っています。なお、この北口からJRの列車に乗ることはできない旨の掲示があるので、この改札口を通れるのは、あくまでも弘南鉄道の利用者のみとなっています。

駅舎から線路に沿って通路が

大鰐駅北口通路から駅舎を見る
【写真5】大鰐駅北口通路から駅舎を見る。《2013年11月8日撮影》

駅舎を出て、線路に沿って設けられた細長い通路を通っていき、階段を降りると、2階建てのビルがあります。このビルの1階を通り抜けると出口になります。

ビルの1階を素通り

大鰐駅北口通路
【写真6】大鰐駅北口通路。《2013年11月8日撮影》

通り抜けるといっても、別に建物の中に入るわけではなく、もともと通路として開放された一角です。もっとも、駐車場の脇を通っているようなもので、あまり居心地のよい感じではありません。2階部分の用途は未確認ですが、事務所などとして使われているようです。

北口を出るとやや荒れた一角が

大鰐駅北口駅舎正面
【写真7】大鰐駅北口駅舎正面。《2013年11月8日撮影》

北口を出た先には大型商業施設があるものの、北口の建物へ通じる途中には窓ガラスがすべてなくなった廃屋があるなど、荒廃が進んでいる一角にあるため、およそ非地元民が行き来するところではなさそうです。

一方の南口は、JR大鰐温泉駅と同じ向きにあり、こちらは大鰐温泉郷へのアクセスに便利なところです。もっとも、大鰐線を観光客が利用する機会がそう多いとは思えないのが実情ではありますが。

乗り場

南側から順に、4番線、5番線となります。JRとは連番です。

  • 4-5.大鰐線下り 津軽大沢、中央弘前方面

駅名の由来

確認中。

歴史

弘前電気鉄道が開通した当時からの駅です。

1952年1月26日
弘前電気鉄道により大鰐-中央弘前間が開通した際、「大鰐」駅開業。
1970年10月1日
弘前電気鉄道が弘南鉄道に譲渡され、同社大鰐線の駅となります。この際「弘南大鰐」と改称。
1986年4月1日
駅名を「大鰐」に再変更。

周辺の見どころ

確認中。

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