車庫に多くの車両が

久慈浜 【廃止】

くじはま Kujihama
久慈浜駅
▲久慈浜駅駅舎《2004年3月28日撮影》

このページは、日立電鉄廃止前の情報をもとに記載しています。

駅構内には車庫が

久慈浜駅ホームと車庫
【写真1】久慈浜駅ホームと車庫。《2004年3月28日撮影》

日立市内に入った日立電鉄線はJR常磐線を越えて海側に出ると、すぐに常磐線と沿うように北へ向きを変え、久慈浜駅に至っています。

日立電鉄が最初に開業した区間は、この大甕と久慈浜の間でした。もともと日立電鉄の前身である常北電気鉄道は、幹線である常磐線の通らなかった常陸太田エリアと常磐線を短絡する目的で着工されたこともあり、日立市市街地は後から開業しています。

交換可能で島式ホーム1面2線を備えるほか、車両基地があり、側線には現在使われていない無蓋貨車などが眠っています。

ここから有人駅が続きます

久慈浜駅を発車する常北太田行電車
【写真2】久慈浜駅を発車する常北太田行電車。《2004年3月28日撮影》

しっかりした鉄筋の駅舎を構えた有人駅で、平日の朝夕のみ駅員が配置されて業務を行っていました。この久慈浜を境に、太田側では起点の常北太田を除いて駅舎のない完全無人駅、鮎川側では(時間帯に応じて)駅舎があり駅員が配置される駅と、営業上の区別がなされていました。なお、列車運行上の境界は、JR常磐線との境界駅である大甕でした。

駅周辺はちょっとした商店街となっていました。

乗り場

駅本屋と反対側から順に、1番線、2番線となります。

  • 1.下り 大甕、鮎川方面
  • 2.上り 常北太田方面

駅名の由来

確認中。

歴史

開業当初は「久慈」と称しましたが、翌1929年の8月15日に「久慈浜」と改称されました。

1928年12月27日
常北電気鉄道の大甕-久慈間が開業し、「久慈」駅開業。
1929年7月3日
常北電気鉄道の久慈浜-常北太田間が開業し、中間駅となります。
1929年8月15日
駅名を「久慈浜」に変更。
2005年3月31日
この日かぎりで日立電鉄全線廃止。

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