しなの鉄道は、北陸新幹線・高崎-長野(通称、長野新幹線)が開業するにあたって、JR東日本から経営分離された平行在来線を継承するため、長野県を中心に設立された第3セクターです。運営しているのは、旧信越本線の軽井沢-小諸-上田-篠ノ井で、軽井沢以東の碓氷峠区間は鉄道廃止、篠ノ井以北はJR東日本による営業が存続しています。
信越本線の稼ぎ頭だった中長距離客の大半が長野新幹線に転移したことに加え、旅客流動が新幹線の駅へ直行するように変動したこともあり、苦しい経営状況が続いています。一時期は債務超過状態に陥りましたが、旅行会社から招聘した経営者による経営改革、長野県による事実上の債権放棄などにより、経営再建を図っています。
(2005年11月8日)
【Link】しなの鉄道公式Webサイト
★1998年3月6日、軽井沢にて完乗(その後の開業区間も乗車済み)。2005年11月6日、平原にて全駅乗降(その後の開業駅も乗降済み)。