上信電鉄

 群馬県南西部の鉄道事業を中心に、バス・トラック輸送を行っている独立系企業で、タクシーや観光バスなどのグループ企業を傘下に持っています(本社:群馬県高崎市)。

 1921年8月25日には、佐久方面へ延長して上野と信州を連絡することを計画し、社名を上野鉄道から上信電気鉄道に変更していますが、この当時は非電化で、実際に電化されたのは、3年以上たってからのことでした。1964年5月27日、社名を現在の上信電鉄に再変更しています。

(2004年12月27日)

【URL】 http://www5.ocn.ne.jp/~jdk-popo/

★1995年2月28日、下仁田にて完乗。2005年10月30日、神農原にて全駅乗降。全駅の写真を掲載しています。

上信線

 高崎から下仁田にいたる33.7kmの路線で、全線単線電化です。電車は西武からの譲受車が主力ですが、自社発注車もあります。“上州のシーラカンス”と親しまれた凸型電気機関車は、1994年9月23日かぎりで貨物輸送が全廃された現在も、不定期に運行されています。

 高崎から市街地を南に進み、山中で進路を西に向けると、水田のほかに桑畑が点在する中を進みます。南蛇井からは両脇に山が迫るようになり、コンニャクの産地として名高い下仁田は妙義山の麓といった趣です。地方路線としては無人駅が少なく、委託駅も清掃が行き届いており対応が丁寧、味のある木造駅舎などが大事に使われているなど、ローカル線のいい雰囲気を感じられます。沿線主要駅には無料の貸自転車も用意されています。

 1897年5月10日、上野鉄道によって762mmの蒸気軽便線が高崎―福島(現・上州福島)で開通し、7月7日には南蛇井まで、9月10日には下仁田まで開通しました※。1924年10月3日に高崎―上州富岡、12月15日に上州富岡―下仁田が1,067mmに改軌・電化されています。

※開業日は、資料によって相違あり。

(2004年12月27日)

駅一覧

高崎南高崎★佐野のわたし根小屋高崎商科大学前山名西山名馬庭吉井西吉井上州新屋上州福島東富岡上州富岡西富岡上州七日市上州一ノ宮神農原南蛇井千平下仁田

乗車履歴

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