このページは、新駅舎供用開始前に訪問した際の情報を基に記述しています。(2019年10月25日)

空港と軍事基地に挟まれた駅

神町

じんまち
Jimmachi
神町駅
神町駅旧駅舎。2017-09-19

空港に一番近いはずが

神町駅ホーム(奥は福島方)
写真1神町駅ホーム(奥は福島方)。2017-09-19

東根市南部に位置している神町駅は、山形空港ターミナルに最も近い場所に位置していますが、ターミナルは駅と滑走路を挟んで反対側にあるため、山形新幹線の鉄道最寄り駅は隣のさくらんぼ東根駅となっています。

かつては相対式配線

神町駅構内
写真2神町駅構内。2017-09-19

ホームはずいぶん幅が広く、立派なつくりです。かつては相対式ホーム2面2線でしたが、西側のホームは廃止されて久しいようです。また、駅の前後で独特の屈曲が見られます。

旧ホームの痕跡が

神町駅旧ホーム跡
写真3神町駅旧ホーム跡。2017-09-19

ところどころに、旧ホームの跡が残っていました。

ホームはかさ上げ

神町駅出入口をホーム側から見る
写真4神町駅出入口をホーム側から見る。2017-09-19

1945年、駅の近くに米軍キャンプが開設されたことを受け、占領軍輸送のため改築された駅舎が残っていました。奥羽本線新庄以南が標準軌化された際にホームがかさ上げされたようで、出口との間には段差があり、一部はスロープになっていました。

旧駅舎の壁面は白ペンキが

神町駅出札窓口
写真5神町駅出札窓口。2017-09-19

旧駅舎の内部は、壁面の多くが白ペンキで塗られていました。いかにもバタ臭い作りではありますが、これは占領期、神町駅にRTOが設けられていたことと無縁ではないと思われます。

天井が非常に高い

神町駅玄関を内側から見る
写真6神町駅玄関を内側から見る。2017-09-19

待合室部分は平屋ながら天井が非常に高く、明かり窓から差し込む光が、全体を暖かく包んでいるような印象を与えます。

開口部も大きめ

神町駅駅舎内
写真7神町駅駅舎内。2017-09-19

駅舎の開口部もかなり大きめで、現在は無人化されているものの、かつては相応の重要性を持っていた駅であることが推察されます。

待合スペースは小さめ

神町駅駅舎内全景
写真8神町駅駅舎内全景。2017-09-19

旅客の待合スペース自体はそれほど大きくはないのですが、写真8の左側の壁面が比較的新しいことから、かつてはこちらに待合スペースがあったのでしょうか。

事務所の方がずっと大きいのですが、現在では倉庫のような扱いになっているようです。

味のある駅名板が

神町駅出入口
写真9神町駅出入口。2017-09-19

玄関には、なかなか味のある駅名板が掲示されていました。

英語表記が目立ちます

神町駅玄関正面
写真10神町駅玄関正面。2017-09-19

旧駅舎の壁面には大きく「JIMMACHI STATION」という英語表記が出ており、事務所部分の窓にはクロス状の装飾が施されています。ふさがれたり改修されたりしているものの、縦長の窓などに、インターナショナルスタイルが脚光を浴びた時代のデザインを見て取れます。

駅前にはロータリー

神町駅駅前
写真11神町駅駅前。2017-09-19

駅前には小ぶりなロータリーが整備されています。

駅西側にある山形空港は、もともと帝国海軍の練習飛行場だった土地で(占領期には米軍が、その後は自衛隊が使用)、1964年に「神町空港」として民間空港化したものです。また、駅の南東側には陸上自衛隊神町駐屯地があります。いわば、軍用飛行場と軍事基地に挟まれた駅だったといえます。

停車列車 [2019年10月現在]

普通列車のみが停車します。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1901年(明治34年)8月23日
開業。
2018年(平成30年)2月23日
新駅舎供用開始[1]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

  1. JR東日本・仙台支社 プレスリリース「東北本線「神町駅」の新駅舎が完成します」[PDF] (2018年2月14日)。

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