下りホームへは長い階段で地下に

土合

どあい
Doai
土合駅
土合駅。2016年8月14日

下りホームはトンネル内

土合駅下りホーム
写真1土合駅下りホーム。2016年8月14日

地上ホームは上りのみで、下りホームはトンネル内にあります。

下りホームは湯檜曽と続けてトンネル内に設けられていますが、かなり大きめのトンネルの外側部分に線路が敷設されています。

かつては列車待避が可能でした

土合駅に停車中の上越線下り列車
写真2土合駅に停車中の上越線下り列車。2016年8月14日

かつては当駅で列車待避が可能な配線になっていましたが、現在では下り線は単式ホームがトンネルのかなりの部分を占める形になっています。

ホームすぐ脇には、トンネル内ながら待合室とトイレが設けられています。

ホームから出るには階段を上ります

土合駅下り出口方面
写真3土合駅下り出口方面。2016年8月14日

ホームから外に出るには当然ながらトンネルを出る必要がありますが、湯檜曽とは異なり地平からかなり深い位置にあることから、階段を上っていく必要があります。バリアフリー設備などはありません。

462段の階段が待ち受けます

土合駅下りホームから延びる階段
写真4土合駅下りホームから延びる階段。2016年8月14日

階段1段目の脇にあった案内板によると、この階段は338メートル、462段あるとのこと。5段ごとに踊り場が設けられており、主要なステップには丁寧に段数が書かれています。

階段の左側には使われていないスペースがありますが、一説によると、将来エスカレーターを設置することを考慮したものとか。

最後に国道をまたぎます

国道291号線をまたぐ改札内通路
写真5国道291号線をまたぐ改札内通路。2016年8月14日

この階段を上り終えると、国道291号線をまたぐ通路を通ります。駅舎はもうすぐです。

上下ホームの標高差は70.7mあり、改札口までの階段は486段におよびます。このため有人駅時代、下り列車の改札は発車10分前に締め切られており、その旨が『国鉄監修 交通公社の時刻表』にも明記されていました。

駅舎は鉄骨造りの頑丈なもの

土合駅駅舎改札内
写真6土合駅駅舎改札内。2016年8月14日

駅舎は地平に設けられており、改札口を入って正面左手が前述の階段を経由して下りホームへ、右手が上りホームへ結んでいます。冬季の豪雪を考慮してか、駅舎は鉄骨造りの頑丈なものです。

待合室は閉鎖されていました

土合駅駅舎内左手
写真7土合駅駅舎内左手。2016年8月14日

改札に向かって正面左側に待合室がありますが、室内で火気を使う者がいるなどの行為があったため、私が下車した時には閉鎖されていました。その脇には売店があったようですが、かなり昔から営業を終了しているようです。

今では完全な無人駅に

土合駅駅舎内右手
写真8土合駅駅舎内右手。2016年8月14日

国鉄時代は有人駅でしたが、その後無人化されており、乗車駅証明書発行機が設置されています。

とんがり屋根が山小屋を想起させる造りになっています。駅前広場は未舗装でした。

谷川岳ロープウェイの谷川岳登山口が徒歩圏内にあり、谷川岳への登山拠点として利用されていますが、列車の運転本数が少ないことから、「青春18きっぷ」シーズンなどを除いて利用者はかなり限られたものになっているようです。

乗り場

下り(トンネル内)が1番線、上り(地平)が2番線です。

  • 1.上越線下り 越後湯沢、長岡方面
  • 2.上越線上り 水上、高崎方面

駅名の由来

確認中。

歴史

路線開業時は信号場でした。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1931年(昭和6年)9月1日
国有鉄道(鉄道省)上越線・水上-越後湯沢間が開業した際、土合信号場設置。
1936年(昭和11年)12月19日
土合信号場を廃止して土合停車場設置。旅客のみの取り扱いでした。
1940年(昭和15年)5月1日
貨物営業開始。
1961年(昭和36年)9月30日
この日限りで貨物営業廃止。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。

駅周辺

山間部です。

周辺の見どころ

確認中。

その他

  • 第4回「関東の駅百選」(国土交通省関東運輸局)選定駅。

このページの先頭へ