細いホームに待合室
住宅と畑が混在する中に設けられた、片面ホームのみの駅です。細いホームの上に待合室がありますが、駅舎はありません。
住宅と畑が混在する中に設けられた、片面ホームのみの駅です。細いホームの上に待合室がありますが、駅舎はありません。
駅を出ると、自動車の行き違いが難しい程度の幅員の道路があるのみで、ほかにはこれといったものが見当たらず、駅前らしい雰囲気とはほど遠い印象を受けます。
駅名は南羽咋で、その名のとおり羽咋市の南端付近に位置していますが、実際には旧志雄町の中心部に近い場所にあります。駅の周辺は海岸沿いの砂の多い一帯で、周辺には低木が多く立っており、このためやや見通しのききにくい風景が続きます。
普通列車のみが停車します。
確認中。
戦後になってから設置された駅です。
確認中。
◆ミニコラム◆ 日本唯一、車の走れる砂浜道路
どことなく土地が砂っぽいことからもわかるとおり、南羽咋駅は海岸に近い場所にあるのですが、この南羽咋駅から西1.5kmほどのところに、「千里浜なぎさドライブウェイ」と呼ばれる道路が通っています。
千里浜なぎさドライブウェイは、舗装されていない砂浜の上を、車種を問わず車がじかに走ることができる道路です。これは、砂の粒が細かいうえに海水を含んで引き締まっているため、自動車の荷重に耐えるためといわれます。ただし、砂浜全体を車で通れるわけではなく、端のほうに寄ると、ずぶずぶと沈んでしまうこともあります。にっちもさっちもいかなくなり、ロードサービスのお世話になるドライバーも見られます。
理屈はさておき、西側に広がる水平線を見ながら、一面の砂浜を進んでいける体験をできるのは、ここだけ。砂浜のところどころに道路標識が立っていたりするのはご愛嬌。羽咋近辺を車で行き来する機会があれば、いやない場合でも、ぜひ一度は通ってみたい道路です。手軽に体験するには、羽咋駅からのタクシーがお勧めです。
なお、砂浜の浸食が進行しており、千里浜海岸の幅は年々小さくなっているとのこと。行くなら今、なのかも。