JR七尾線はここで終点
JR七尾線としての区間の最北端であり、JRの特急列車はここ和倉温泉までとなります。また電化区間もここまでとなります。
のと鉄道の普通列車にとっては単なる中間駅で、七尾とは異なり乗り場などはまったく分かれておらず、改札口やきっぷ売り場もJR西日本のみが担当しています(のと鉄道の自動券売機はあります)。なお、のと鉄道の普通列車発着時の集改札は行われず、車内での精算となります。
駅本屋と反対側のホームには花壇が整備されているほか、植木などがきれいに整っており、列車待ちの人の無聊を慰めてくれます。
駅舎はそこそこ大きめ
相対式ホーム2面2線から成る交換可能駅で、両ホームの間は跨線橋で連絡しています。
駅舎は鉄筋横長のものですが左右非対称になっているのが特徴といえましょう。コンコースには待合室があり、売店が入っています。また、駅の七尾方には観光案内所が同居しています。
駅前は自動車の出入りで賑やか
駅前にはロータリーが整備されていますが、喫茶店が数戸ある程度です。温泉街とは少し離れているため、温泉旅館との間を結ぶ送迎バスが頻繁に行き来しているほか、路線バスやタクシーも多く発着しているため、自動車の出入りが多くなっています。
停車列車 [2015年3月現在]
JRは特急列車のみの運行です。
- 特急(JR西日本) 七尾 ← 和倉温泉
- 普通(のと鉄道) 七尾 ← 和倉温泉 → 田鶴浜
駅本屋側(北側)から順に、1番線、2番線となります。
歴史
詳細は確認中。
- 1925年12月15日
- 国有鉄道(鉄道省)七尾線七尾-和倉間開業に伴い、「和倉」駅開業。
- 1928年10月31日
- 七尾線和倉-能登中島間開業、中間駅となります。
- 1979年7月31日
- この日かぎりで貨物営業廃止。
- 1980年7月1日
- 駅名を「和倉」から「和倉温泉」に改称、あわせて新駅舎供用開始[1]。
- 1987年4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅となります。
- 『鉄道ピクトリアル』No.808(2008年9月号)電気車研究会、80ページ。