駅が先で街が後で

越谷レイクタウン

こしがやれいくたうん
Koshigayalaketown
越谷レイクタウン駅
越谷レイクタウン駅北口。2008年3月22日

ホーム屋根はほろ状

越谷レイクタウン駅ホーム(奥は府中本町方)
写真1越谷レイクタウン駅ホーム(奥は府中本町方)。2008年3月22日

大規模な開発が行われる「越谷レイクタウン」の玄関口として設置された駅です。開発途上でまず駅を開業させ、しかるのちに商業施設と住宅の建設を進めるという流れになっています。

高架上に相対式ホーム2面2線が設けられており、ホームは地上2階、改札口およびコンコースは地上1階にあります。バリアフリー完備なのは当然として、ホーム幅がゆったりしており、両ホームそれぞれに待合室が設けられるなど、首都圏の新設駅としてはなかなかぜいたくなつくりです。ホーム上の屋根はほろ状になっていますが、遠目には素材が何かは確認できませんでした。

デザインが明快

越谷レイクタウン駅改札口
写真2越谷レイクタウン駅改札口。2008年3月22日

地上の有人改札は、つくばエクスプレスの各駅で見られるような、オープンカウンターを透明なガラスで覆ったもので、自動改札機を通れない場合などにバリアを設けることなく行き来できるようになっています。なお「みどりの窓口」はなく、有人改札は出改札機能のみを担当しています。

改札内コンコースの行き先案内は、方向が明確で文字や色彩も読み取りやすく、デザイン面での配慮が行き届いていました。サインシステムの新しい標準を試みた駅なのでしょう。

改札正面は南北自由通路

越谷レイクタウン駅南北自由通路
写真3越谷レイクタウン駅南北自由通路。2008年3月22日

駅改札口正面は自由通路になっており、改札口を出て左側が北口、右側が南口となっています。

駅前に遺跡公園

越谷レイクタウン駅北口駅前
写真4越谷レイクタウン駅北口駅前。2008年3月22日

駅北口に出ると、広いロータリーが整備されており、周辺道路への接続もよいため、イオンタウン開業以前から鉄道利用者を送迎する自家用車が出入りしていました。高層マンションなども建ち始めていました。

ロータリーのすぐ北側には、大きな公園が広がっています。これは見田方遺跡公園で、古墳時代後期の住居跡遺跡を保存活用したものです。結果として、自動車が出入りできずに人が自由に往来可能な空間が広く取られています。

イオンが駅前に開業

越谷レイクタウン駅北口から東側を見る
写真5越谷レイクタウン駅北口から東側を見る。2008年3月22日

私が下車したときにはイオンタウン開業前で、このため駅前を行き来する人の多くは建設関係者でしたが、開業後は風景ががらりと変わったものと思われます。

南口は更地ばかり

越谷レイクタウン駅南口
写真6越谷レイクタウン駅南口。2008年3月22日

いっぽうの南口は、駅を出てすぐのところが整備されているものの、周囲は更地ばかりで、そもそも自動車が入れる状態にはなっていません。商業施設などは北口に立地することから、開発のプライオリティで下位になっていたためでしょう。

大規模な町作りの拠点

越谷レイクタウン駅南口から西側を見る
写真7越谷レイクタウン駅南口から西側を見る。2008年3月22日

レイクタウンは、独立行政法人都市再生機構によって、洪水防止調整池と都市型住宅地を同時に開発するという、きわめて大規模な事業として造成されているものです。エリア面積は駅の南北約225ヘクタール、2013年を目標に7,000戸・2万2,400人の街づくりを目指している[1]とのこと。

乗り場

南側から順に1番線、2番線となります。

  • 1.武蔵野線上り 南浦和、府中本町方面
  • 2.武蔵野線下り 新松戸、西船橋方面

駅名の由来

レイクタウンの名は、増水時に元荒川の水を引き入れ中川に排出する、洪水調整の機能を持つ「大相模調節池」を囲んで住宅開発をするため[2]に命名されました。

歴史

詳細は確認中。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
2008年(平成20年)3月15日
武蔵野線・南越谷-吉川間に、越谷レイクタウン駅開業。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

  1. 埼玉新聞「越谷レイクタウン 15日街開き 治水 住宅 全国初の一体化 武蔵野先進駅も開業(2008年3月15日)。 ※2020年5月10日現在リンク切れ
  2. 前掲資料。

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