駅からはかつての中心商店街が伸びる

三木上の丸

みきうえのまる
Mikiuenomaru
三木上の丸駅
▲三木上の丸駅駅舎《2005年7月16日撮影》
三木上の丸駅ホーム
【写真1】ホームは傾斜上にあり市街地は低地にあるため、ホームの下に甍が波打つのがよく見えます。《2005年7月16日撮影》

三木市の中心部に近い、傾斜地上にある駅です。三木城跡の北側の斜面上にあるため、南側は木に覆われた森林、北側は低いところに住居が密集、という形になっています。車内のテープ放送では「次は、上の丸、三木上の丸、城址前です」というアナウンスが流れていました。

駅舎は木造板張りの古いもので、おそらく開業当初のものがそのまま使われているものと思われます。ホーム上にある待合スペースの屋根もかなりの年季もので、木造駅舎があまり残っていない粟生線の中では貴重な存在です。

片面ホーム1面1線のみというシンプルな構造で、駅改札は粟生方面のホーム端にあります。ここから傾斜の急なスロープを下り、道路に出ることになります。

駅の周辺は、三木市の古くからの住宅地となっています。駅の南東には「ナメラ商店街」なる由緒不明の名称を冠した商店街が延びていますが、地方都市によくあるように、人通りがあまりなく活気に乏しい地域のように感じられました。それでも、アーケードの造りは立派で、営業している店舗もそれなりに多く、最低限の機能は果たしているようです。

三木市役所の最寄り駅ですが、他の公共施設は、ひとつ先の三木駅が最寄りとなっています。ここから三木までの間には、古い商家がそのまま残っているところもあります。

駅名の由来

確認中。

歴史

1937年12月に、三木電気鉄道の手によって電車が延伸された際、暫定的な終着駅として開業しましたが、約1ヶ月後に三木福有橋(現・三木)まで延長されて中間駅となりました。開業当初は「三木東口」と称しましたが、戦後の1948年10月1日に、現在の駅名に変更されています。

周辺の見どころ

金物資料館【未訪】

駅から南へ、徒歩5分。コメント準備中。

【粟生線】 鈴蘭台鈴蘭台西口西鈴蘭台藍那木津木幡押部谷緑が丘広野ゴルフ場前志染恵比須三木上の丸三木大村樫山市場小野葉多粟生

2005年8月1日

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