ここで多くの列車が折り返し

一宮

いちのみや Ichinomiya
一宮駅
▲一宮駅駅舎《2007年8月4日撮影》

 

一宮駅ホーム
【写真1】一宮駅ホーム。《2007年8月4日撮影》

空港通りを出た電車は、しばらく走ると軌道が2本、複線状に並列している区間になります。これは、かつて一宮駅がこの地にあったものの、その後駅が西へ移転した際に、新旧両駅の間の線路を上下別に残したものです。この変則的な区間は300mほど続きますが、軌道が複数になる地点は信号所などにはなっておらず、したがって厳密には複線と呼べる施設ではありません。

琴平線の電車は、高松方ではこの一宮で折り返し発着となる便が多く設定されています。このため、列車本数の境界駅になっています。島式ホーム2面3線から成る地平駅ですが、北から順に、高松築港方面、琴電琴平方面、折り返し列車の発着となっており、高松方面へ向かう場合には発着番線が便によって異なることとなります。

駅本屋は南側に設けられており、島式ホームとの間は構内踏切で連絡しています。駅舎はシンプルなものですが直線と傾斜を組み合わせた軽快なもので、また列車の折り返しがあることなどから、新しい駅としては珍しく事務スペースが広めに取られています。軒下に淡青色、腰回りに薄茶色の帯を巻いており、このカラーリングは滝宮琴電志度などでも見られます。

駅前にはロータリーが整備されています。また、駅のすぐ脇には「ことでん一宮プラザ」というビルが建っていました。駅の近くには高校と大規模団地が立地しており、住宅密集地になっているため、人の行き来が盛んな駅です。

乗り場

北側から順に、1番線、2番線、3番線となります。

  • 1.琴平線上り 瓦町、高松築港方面
  • 2.琴平線下り 滝宮、琴電琴平方面
  • 3.琴平線上り 瓦町、高松築港方面(折り返し列車のみ)

駅名の由来

駅名の一宮は、讃岐国一ノ宮である田村神社があることによる地名です。一宮を含んだ駅名は全国にありますが、ここは旧国名を関していないという点で、独自性を発揮しています(ほかには名鉄一宮のみ)。

歴史

詳細は確認中。

1926年12月21日
琴平電鉄が栗林公園-滝宮を開業させた際、一宮駅開業。
1943年11月1日
高松琴平電気鉄道発足に伴い、琴電琴平線の駅となります。
1987年4月7日
現在位置に移転、高松築港方の約300mは軌道が2線平行する状態となります。

周辺の見どころ

確認中。

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