多賀城市の中心駅

多賀城

たがじょう Tagajo
多賀城駅
▲多賀城駅旧駅舎(地平駅時代)《2008年7月12日撮影》

多賀城駅は高架化によって大きく変わっています。ここに記載しているのは2008年7月に訪問したときの記録であり、現状は大きく異なっています。(2017年7月17日現在)

地平に相対式ホーム

地平駅時代の多賀城駅ホーム
【写真1】地平駅時代の多賀城駅ホーム。《2008年7月12日撮影》

仙台臨海鉄道をオーバークロスした先で仙石線は砂押川をわたり、その左岸に沿って進んだ先に設けられているのが多賀城駅です。

地平に相対式ホーム2面2線が設けられており、両ホームの間は跨線橋で連絡しています。私が下車した2008年7月には駅全体で大規模な工事を行われており、おそらく高架化が行われるものと思われます。

シックな装いの駅舎

工事中の多賀城駅
【写真2】工事中の多賀城駅。《2008年7月12日撮影》

駅舎は南側に設けられており、玄関のステンドグラスと凸型の屋根が印象的で、デザインからみて1970年代の建造とおもわれます。駅の一角には「びゅうプラザ」や観光案内所が設けられています。

大きなロータリーが整備されており、構内にはタクシーが多数とまっていました。駅の北側すぐに多賀城市役所があり、同市の中心部に位置することもあって人通りは非常に多く、商業施設や住宅が多数立地しています。

乗り場

南側から順に、1番線、2番線となります。

  • 1.仙石線上り 仙台、あおば通方面
  • 2.仙石線下り 本塩釜、石巻方面

駅名の由来

多賀城のタガは高と同義で、峨々たる山が連なっていることを示している[1]といいます。

歴史

宮城電気鉄道開業当初からの駅です。

1925年6月5日
宮城電気鉄道の仙台-西塩釜間が開業した際、多賀城駅開業。
1944年5月1日
宮城電気鉄道が国有化され、国有鉄道(運輸通信省)仙石線の駅となります。
1971年9月30日
この日かぎりで貨物営業廃止。
1987年4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
2011年3月11日
東日本大震災が発生、仙石線が全線で運休。
2011年4月19日
仙石線の小鶴新田-東塩釜間が復旧、営業再開。
2013年11月17日
高架化工事完成、新駅舎供用開始[2]

周辺の見どころ

確認中。

  1. 村石利夫『JR・第三セクター 全駅名ルーツ事典』2004年、東京堂出版、472ページ。
  2. 『鉄道ピクトリアル』No.886(2014年2月号)電気車研究会、126ページ。

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