地平は引き込み線のみに

元住吉

もとすみよし
Motosumiyoshi
元住吉駅
元住吉駅駅前。2019-05-23

東横線と目黒線が再び合流

元住吉駅ホーム
写真1元住吉駅ホーム。2003-05-18

武蔵小杉を出た線路は、外側を通る東横線はそのまま高架上を進む一方、内側を通る目黒線はいったん地平に下ります。しばらくそのまま進みますが、今度は目黒線の線路は再び高架へ上り、地平線と分かれまて東横線と並行して進み、元住吉駅に到着します。

東横線系統の待避線が通ります

元住吉駅ホームを橋上駅舎から見る
写真2元住吉駅ホームを橋上駅舎から見る。2019-05-23

高架上に島式ホーム2面4線が設けられているほか、その外側に東横線系統の急行待避線2線が設けられており、ここで東横線優等列車による通過待避が可能な構造になっています。

平坦地の高架駅としては珍しい橋上駅舎になっており、高架ホームのさらに上側の渋谷方に駅本屋が設けられています。

ホーム上屋が緩やかな凹型の曲線を描くほろ状のものになっていることに加え、駅舎は凸状の波模様を描くものになっています。全体に曲線を多用し、これによって柔らかい印象を与えます。

地平駅時代も通過待避が

地平駅時代の元住吉駅ホーム
写真3地平駅時代の元住吉駅ホーム。2003-05-18

地平駅時代、すなわち東横線系統単独運行だった当時も2面4線で、この駅で通過待避が行われていました。

環境への配慮が行き届く

元住吉駅改札口正面
写真4元住吉駅改札口正面。2008-08-16

新しく作られた駅らしく、駅で使われている太陽光発電システムによる発電状況が表示されている他、駅構内の照明がすべてLEDに統一されているなど、環境への配慮が行き届いています。

改札内コンコースはゆったり

元住吉駅改札内コンコース
写真5元住吉駅改札内コンコース。2008-08-16

改札内コンコースはゆったりしたスペースを確保していますが、そのためホームに出るとかえって窮屈な印象を受けてしまいます。

空中庭園があります

元住吉駅改札口
写真6元住吉駅改札口。2008-08-16

改札口手前(写真6から見ると背面)には小さな空中庭園が設けられており、ゆったりと休むことが可能になっています。改札外橋上東側に売店(ミニコンビニ)があります。

西口と東口にそれぞれ地上へ通じる出口があります。

駅の下には引き込み線が

地下駅舎時代の元住吉駅東口
写真7地下駅舎時代の元住吉駅東口。2003-05-18

地平に出たところには踏切がありますが、これは元住吉検車区への引き込み線で、高架化前はこちらが本線でした。車両基地があるため、物理的にも制度的にも全面高架化は難しいものの、踏切による道路遮断が入出庫時に限定されることで道路通行が妨げられる時間を大きく軽減することができました。

駅周辺は商店街が形成されており、「ブレーメン商店街」「オズ商店街」が有名です。

横浜方に元住吉検車区があり、東横線と目黒線の車両の“ねぐら”になっています。

停車列車 [2019年6月現在]

各駅停車のみが停車します。

乗り場

東側から順に、2番線、3番線…となります。1番線と6番線は通過線。

  • 2.東横線下り 菊名、横浜方面
  • 3.目黒線下り 日吉方面
  • 4.目黒線上り 大岡山、目黒方面
  • 5.東横線上り 自由が丘、渋谷方面

駅名の由来

確認中。

歴史

東京横浜電鉄の最初の区間、丸子多摩川(現・多摩川)と神奈川(反町-横浜間、現在は廃止)の間が開業した際に営業を開始しました。

略年表(クリックまたはタップで開きます)
1926年(大正15年)2月14日
東京横浜電鉄の丸子多摩川(現、多摩川)-神奈川(反町-横浜間、現在は廃止)間開通に伴い、元住吉駅開業。
2006年(平成18年)9月24日
高架化。
2008年(平成20年)6月22日
東急目黒線が武蔵小杉から日吉まで延伸されたことに伴い、東横線のほかに目黒線の電車も停車。
2014年(平成26年)2月15日
東横線下り普通列車に後続の普通列車が追突、脱線する事故が発生[1]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

中原平和公園

駅から北東へ徒歩5分。川崎市平和館を中心に、平和をテーマにした彫刻展示広場、子ども向けの冒険広場などがあります。散策自由。

周辺の見どころ

確認中。

  1. 読売新聞「東急東横線電車が追突、脱線…乗客19人が軽傷」(2014年2月15日)。※2017年6月12日現在リンク切れ

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