上牧の手前で阪急京都線は東海道新幹線と平行に走り、続いて阪急有数の難読駅である水無瀬に到着します。
相対式ホーム2面2線から成る高架駅です。島本町の玄関口として機能しています。
コンコースは、阪急および東海道新幹線の高架下となっており、南西側、北東側のいずれにも出ることができます。ゆったりしたスペースですが、歩行者専用となっているため、乗降客には利用しやすくなっており、その両側に別個の駅前広場が整備されています。
駅の周辺は住宅地となっているほか、駅の東側(淀川側)には日立金属の工場が立地しています。JR東海道本線の島本駅が開業したため、利用者がある程度転移したものと思われます。
停車列車 [2013年12月現在]
準急および普通のみが停車します。
駅名の由来
水無瀬川の名称は『万葉集』にも見られる由緒あるもので、これが地名のもとになっています。天王山からの湧水が多い一帯に「水無」とは不思議ですが、水がただちに地中へ染みこんでしまうために「水無」瀬となったという説、あるいは水が豊富な「皆瀬」が転じて「水無瀬」になったという説などがありますが、確証はないようです。
歴史
京阪電気鉄道合併後に設置された駅です。
- 1939-05-16
- 京阪電気鉄道により、「桜井ノ駅」駅として開業しました。なお、それまでの「上牧桜井ノ駅」駅は、同日「上牧」と改称しています。
- 1948-01-01
- 「水無瀬」と改称。
近隣の見どころ
桜井ノ駅跡
駅から北西へ、徒歩6分。JR西日本-東海道本線:島本をご覧ください。
水無瀬神宮
駅から北へ、徒歩8分。コメント準備中。