駅前にしょう油工場が広がる

野田市

のだし Nodashi
野田市駅
▲野田市駅駅舎《2005年5月14日撮影》

STATION PROFILE

かつては本社所在地でした

野田市駅ホーム
【写真1】野田市駅には、古い柱などが残っています。《2005年5月14日撮影》

2面3線から成る駅ですが、多くの留置線が構内に広がっています。

2階建ての駅舎には、かつて北総鉄道(現在の北総鉄道とは無関係)の本社が置かれていたこともあり、大きく改装されているものの、貫禄十分です。窓の配置が不揃いなのがおもしろいところ。清水公園まで延長される前、1920年代後半に建てられたもので、当時は学校や役所を連想させる、縦長の揃い窓になっていました。玄関のポーチも、開口部がアーチ型から角にRを持たせた長方形になるなど、大きく改修されています。なお、初代の駅舎は清水公園内に移築されていましたが、老朽化により、現在では解体されています。

ホームには、柱などに古いものが多く使われており、特に駅本屋側には、相当な年代物が残っています。

もともと、駅からほど近い醤油工場からの貨物輸送を目的に敷設されたという経緯もあり、工場の玄関口といった雰囲気が濃くなっています。駅前には路線バスやタクシーが密集していますが、駅周辺の道路は拡張工事などが行われておらず、商店街なども形成されていないなど、野田市の中心駅としては機能していません。

2005年7月現在、この野田市から愛宕付近の高架化が計画されており、この駅舎の行く先も、予断を許さない状況です。

乗り場

確認中。

駅名の由来

確認中。

歴史

1911年5月、千葉県によって、柏から野田町にいたる鉄道が敷設され、その終着駅として開業しました。この千葉県営鉄道の建設費は県債によってまかなわれましたが、これは地元の野田醤油組合が引き受けています。野田の市街地から外れた位置に置かれたことからもわかるとおり、醤油の輸送を第一の目的として建設されました。

1923年8月1日に北総鉄道(現在の北総鉄道とは無関係)に譲渡され、1929年9月1日には清水公園まで延長、終着駅としての機能を譲りました。東武鉄道に合併したのち、1950年5月3日、野田町の市制施行にあわせて野田市と改称しています。

  • 【1911年5月9日】 開業。

周辺の見どころ

キッコーマン もの知り醤油館

キッコーマンもの知り醤油館

キッコーマンもの知り醤油館外観。《2005年5月14日撮影》

駅から徒歩2分、キッコーマン野田工場内。しょう油の製造に関する知識や醸造の工程などを見学できます。ただし、オートメーション化された部分をざっと眺めるだけで、歴史や化学に関する目新しい展示などに乏しいのが残念。要予約、観覧無料。このほか、同工場の西側へ7分ほど進んだところにある煉瓦蔵では、杉桶で大豆を仕込んでいるさまを見ることができます。野田の町はしょう油工場だらけという雰囲気でもあるため、市街地の南側をゆっくり散策するほうがおもしろいでしょう。

2005年7月7日

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