利根運河がすぐ北側に

運河

うんが
Unga
運河駅

柏方面からの区間列車がここで折り返し

相対式ホーム2面3線から成る地平駅です。柏方面行きホームは島式になっており、柏方面からの区間列車がここで折り返します。駅本屋は春日部方面行きホームに面しており、柏方面行きホームとの間は地下道で連絡しています。改札口には、なぜか金属のラッチが1つ残っています。柏から続いてきた複線区間はこの運河までで、この先は単線となります。

駅舎は木造モルタル一部2階建てですが、駅のすぐ前に売店があり、看板が妙に多く立っているため、駅の入り口がどこなのかわかりにくくなっています。乗降客もかなり多い駅ですが、駅前の広場も小さく、出入りする車が窮屈そうです。

利根運河の北側には東京理科大学野田キャンパスがあり、学生の姿が多い駅です。

停車列車

確認中。

乗り場

詳細は確認中。

  • 1.野田線 春日部、大宮方面
  • 2.野田線 柏、船橋方面
  • 3.野田線 柏、船橋方面

駅名の由来

駅のすぐ北側を横切っている利根運河から付けられた駅名です。

歴史

詳細は確認中。

1911-05-09
開業。
2013-12-27
橋上駅舎および東西自由通路供用開始[1]

周辺の見どころ

確認中。

ミニコラム 江戸川と利根川を結んだ水運拠点

駅の北側を流れている水流は、その流量に比較して随分立派な堤防を構えています。この流路は利根運河といいますが、これは日本最初の西洋式運河であるとともに、かつては東西の水運拠点として大活躍した歴史があります。

江戸時代には、大消費地である江戸と、農作物や海産物の生産地とを結ぶため、利根川から江戸川を経由していました。しかしこの経路はかなりの遠回りになるため、鮮魚など速度を要するものは一部陸路で搬送するなど、なかなか手がかかっていました。これを解決するため、明治に入ってから江戸川と利根川を結ぶ運河が開削され、1890年に開通しました。

運河を往来する船舶は数多く、沿岸一帯は回線問屋のみならず料理屋や食料品店などが軒を連ね、大いににぎわったといいます。もっともこの繁栄も長くは続かず、現在の常磐線や総武本線といった鉄道が開通すると水運は衰退し、風水害による堤防破壊などもあって1941年に運河会社は国に買い上げられ、一河川となりました。

現在、運河駅周辺の土手には桜並木が整備されており、春にはきれいな姿を見ることができます。

  1. 千葉日報「「運河駅」新たに東口も 一連の改良工事完了 流山市と東武鉄道」(2013年12月28日)。

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