用土駅旧駅舎は解体され、自治体建設の新駅舎が設置されました。本稿は、旧駅舎当時の写真および訪問記になっています。(2020年6月5日)

水田に囲まれた静かな駅

用土

ようど
Yōdo
用土駅
用土駅駅舎。2008年8月13日

片面ホーム1面1線のみ

用土駅ホーム(奥は八王子方)
写真1用土駅ホーム(奥は八王子方)。2008年8月13日

八高線は、寄居を出るとそれまでの丘陵地帯を脱し、関東平野北西部の平野を走るようになり、車窓も畑から水田へと変わっていきます。このこの区間の最初の駅が、用土になります。

かつては交換可能だったか

用土駅ホーム(奥は倉賀野方)
写真2用土駅ホーム(奥は倉賀野方)。2008年8月13日

片面ホーム1面1線が設けられている無人駅です。駅の前後でホームが屈曲しているのは、かつて相対式ホームを備えて列車交換が可能だったことの証です。

地元の人の俳句が

用土駅ホームのベンチと掲示板
写真3用土駅ホームのベンチと掲示板。2008年8月13日

ホームには据え付け式のベンチが置かれているほか、壁面の掲示板には地元の人の俳句が掲示されていました。

駅舎は待合室機能のみ

用土駅待合室出入口
写真4用土駅待合室出入口。2008年8月13日

駅舎はかなりの年代物で、現在は地元の集会等に利用されているようですが、見たところかなり老朽化が進んでいるようでした。実際には単なる待合室になっており、機能的にはもはや駅舎と呼べる状態ではありません。

駅舎内はきれい

用土駅待合室内
写真5用土駅待合室内。2008年8月13日

それでも待合室の中はきれいに清掃されており、窓口には今でも駅員が勤務しているように見えました。

駅舎機能は簡易な建物に

用土駅駅舎を斜め前から見る
写真6用土駅駅舎を斜め前から見る。2008年8月13日

実際に駅舎と呼んでよいのは、駅舎らしい建物のすぐ脇にあるプレハブ状の建物の方で、ここにもベンチが置かれていました。駅舎は出入口機能が中心といってよいでしょう。

駅前は静かです

用土駅駅前
写真7用土駅駅前。2008年8月13日

駅周辺には民家が点在するものの、特にこれといったものはなく、静かな駅です。

駅名の由来

確認中。

歴史

すでに開通していた秩父鉄道と東上線に接続する形で、1933年に児玉方からの路線として八高北線が開業。1934年10月6日には、寄居-小川町が開業し、八高線が全線開通しています。貨物営業は、1974年4月4日かぎりで廃止されています。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1933年(昭和8年)1月25日
国有鉄道(鉄道省)八高北線・寄居-児玉間が開業した際、用土駅開業。
1961年(昭和36年)8月31日
この日限りで貨物営業廃止。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
2019年(令和元年)10月18日
台風第19号による水害に伴い、寄居-北藤岡間が運休。
2019年(令和元年)11月27日
寄居-北藤岡間が復旧、運転再開。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

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