方向別の島式ホーム2面4線
倉賀野駅は、大宮方面からの高崎線と、八王子方面からの八高線が合流する分岐駅です。実際に線路が合流しているのは、八高線の一つ手前にある北藤岡駅ですが、北藤岡駅には高崎線の駅が設置されていないため、大宮方面と八王子方面を乗り継ぐ際には当駅が接続駅となります。また、八高線の列車は、全便が高崎線に乗り入れて高崎駅まで入ります。このため、倉賀野駅には分岐駅らしい雰囲気はありません。
地平に島式ホーム2面4線が方向別に設けられており、南側が下り、北側が上り(高崎線と八高線が共用)となっています。この他北側には貨物用の側線が広がっています。
駅本屋は少しずれています
橋上駅舎になっており、駅本屋はホームからやや南側にずれたところにあります。「みどりの窓口」はありません。
北側には工場
駅の南側には住宅地が広がっており、駅前には小学校があります。
一方北側には、かつてキリンビールの工場があり、貨物側線は当時の名残です。現在では同社は撤退しており、同地には森永の工場が進出しています。
また、当駅の東側にはJR貨物の駅設備があります。これに隣接して日本貨物ターミナルの事業所があり、貨物列車が発着しています。
停車列車 [2020年7月現在]
普通列車のみが停車します。
歴史
日本鉄道時代からの駅です。
略年表(クリックまたはタップで開閉)
- 1894年(明治27年)5月1日
- 日本鉄道・新町-高崎間に、倉賀野駅開業。
- 1906年(明治39年)11月1日
- 日本鉄道の国有化に伴い、官設鉄道(逓信省鉄道作業局)の駅となります。
- 1961年(昭和36年)2月21日
- 新町-倉賀野間にあった小野信号場が廃止(八高線北藤岡駅として八高線単独停車場に)、倉賀野駅が高崎線と八高線の分岐駅となります。
- 1987年(昭和62年)4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本およびJR貨物の駅となります。