緩行線と快速線のホームが並びます
島式ホーム2面4線から成る高架駅です。快速停車駅で、総武快速線(快速列車)と総武緩行線(各駅停車)の各ホームが別々に設けられているため、相互の乗り換えの際には1階の通路へ移動する必要があります。
出口は南北に1個所ずつ設けられていますが、南北両側を行き来できる自由通路は駅構内には設けられておらず、駅東側にあるガードを通って迂回する必要があります。
メインとなっている南口には鉄筋2階建ての横長駅舎が設置されており、「みどりの窓口」などがあります。正面右上肩に「しんこいわ」と書かれた平仮名表記が、国鉄時代らしい雰囲気を感じさせます。
中川と新中川に挟まれて
いっぽう、北口は南口に比べてはるかにこぢんまりとしたもので、高架からにょっと軒がつきだしているという印象を与えます。いずれも駅前はかなり狭く、駅のすぐ前に少しスペースがあるのみで、ビルなどがびっしり並んでいます。
駅は中川と新中川に挟まれた地区にあり、錦糸町に次ぐ規模の歓楽街が形成されています。
なお、新小岩の東側で、常磐線金町へ通じる貨物連絡線(通称、新金線)が分岐します。
停車列車 [2020年8月現在]
快速が停車します。
歴史
総武鉄道時代には駅は設置されず、国有化されたのちの1926年2月14日に新小岩信号場が設置され、7月1日には操車場となりましたが、これは前述の新金線とのジャンクションとして位置づけられたものです。旅客営業を開始したのは1928年7月のことで、開業当初から旅客のみの取扱でした。1945年6月11日から貨物の取扱を始めるものの、1968年5月末かぎりでこれも廃止され(新小岩操貨物駅へ業務分離)、現在にいたっています。
略年表(クリックまたはタップで開閉)
- 1928年(昭和3年)7月10日
- 開業。