市街地からぐいっと離れて
仙台駅を出た東北本線の列車は、市街地に背を向けるように、北東へと向きを大きく変えます。もともと東北本線は、仙台の中心部に近い位置へ乗り入れるためにルートを大きく西へ屈曲させたため、このような形になっています。また、宮城野貨物駅からの貨物線が、この東仙台で東北本線に合流するため、貨物列車の行き来が頻繁に見られる駅でもあります。
並行する東北新幹線は高架線上を走りますが、東北本線の駅本屋、ホームはともに地平にあります。
本稿は、2008年7月12日に訪問した際の情報を基にして記述してあります。現在は駅舎が改築されるなど、状況が大きく変わっています。
仙台駅を出た東北本線の列車は、市街地に背を向けるように、北東へと向きを大きく変えます。もともと東北本線は、仙台の中心部に近い位置へ乗り入れるためにルートを大きく西へ屈曲させたため、このような形になっています。また、宮城野貨物駅からの貨物線が、この東仙台で東北本線に合流するため、貨物列車の行き来が頻繁に見られる駅でもあります。
並行する東北新幹線は高架線上を走りますが、東北本線の駅本屋、ホームはともに地平にあります。
駅本屋は北側(下りホーム側)にあり、南側(上りホーム側)との間は跨線橋で連絡しています。なお、上りホームは島式ホームになっていますが、外側線には柵が張られており、使用停止状態になっています。
駅舎は、木造平屋ながら背が高く、横に長い独特のつくりで、けっこう目を引く建物です。のっぺりした壁面に緑色のスレート屋根という色気の欠片もないデザインで、明確に特色を示すことができる意匠が施されているわけではないのですが、天井裏に何かを隠しているような印象で、なぜか記憶に残ります。
駅舎内には、出改札窓口を兼ねた「みどりの窓口」、自動券売機、Suica対応自動改札機が設置されているなど、旅客用スペースは小さいながらひととおりの設備がそろっています。
駅舎を入ってすぐ左手には、駅舎の大きさから見ると比較的規模の大きいキヨスクが営業しています。
駅の周辺はマンションや企業の社宅が密集する住宅地になっています。もっとも、人や車の行き来はあるものの、駅前に商店や高層住宅がびっしり並んでいるという風ではなく、駅前に立地するコンビニだけが妙に目立っていました。
仙石東北ライン経由の快速(東北線内各駅停車の便を除く)は通過します。
北側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線となります。3番線は線路があるものの、ホームには柵が設けられ使用停止状態になっています。
駅開業時の地名に基づくものです。
国有化後に設置された駅です。
確認中。