直流電化区間の北限

黒磯

くろいそ
Kuroiso
黒磯駅
黒磯駅正面。2020年2月21日

東北本線の拠点駅

黒磯駅ホーム(奥は郡山方)
写真1黒磯駅ホーム(奥は郡山方)。2020年2月21日

黒磯駅は東北本線の運転上の拠点であるほか、営業上でも、JR東日本は黒磯以南を「宇都宮線(東北線)」、黒磯以北を「東北本線」と呼び分けており、Suica首都圏エリアや東京近郊区間も黒磯が北限になっています。

全旅客列車が当駅で折り返し

黒磯駅3番ホーム停車中の113系(直流)電車
写真2黒磯駅3番ホーム停車中の113系(直流)電車。1995年4月6日

黒磯は、東北本線の直流区間と交流区間のジャンクションとなっており、当駅以南が直流電化、以北が交流電化となっています。

常磐線などとは異なり、当駅を直通する旅客列車は皆無で、全ての列車がここで乗り換えとなる上、黒磯以南と黒磯以北を乗り継ぐには別のホームへ移動する必要があるため、列車が到着するたびに跨線橋を人が行き交います。

黒磯以北では列車本数が減少

黒磯駅4番ホーム停車中のE531系(交直流)電車
写真3黒磯駅4番ホーム停車中のE531系(交直流)電車。2020年2月21日

黒磯以北になると列車の運転本数が一気に少なくなり、ローカル色が強くなります。長らく当駅構内は交直流切替区間として列車進入の都度切替が必要となっていましたが、2018年1月に構内が直流に統一されたため(交流とのデッドセクションは駅北側のみに移設)、この区間を走行するのは交直流電車またはディーゼルカーで、交流電車が走ることはありません。

黒磯以北の列車は、跨線橋から北側の4・5番ホームからの発車となります。

改札口には下り傾斜

黒磯駅1番ホーム改札口側
写真4黒磯駅1番ホーム改札口側。2020年2月21日

在来線の西側に並行して東北新幹線が高架上を走っており、その下に駅本屋があります。おそらくホームをかさ上げしたためでしょう、改札口に向けて緩やかな傾斜があります。

改札口脇にサボの山

黒磯駅改札口脇に積まれたサボの山
写真5黒磯駅改札口脇に積まれたサボの山。2020年2月21日

改札口の脇には、今では使われなくなったサボが大量に積まれていました。詳細はわかりませんが、東北本線のサボはこのような薄めの青地だったのでしょうか。

駅舎の天井が高め

黒磯駅改札口
写真6黒磯駅改札口。2020年2月21日

黒磯駅の駅舎は東北新幹線の高架下にあり、このため天井がやや高くなっています。改札口には自動改札機が設置されています。

新幹線の那須塩原駅開業以前は、那須御用邸へ向かう皇族の利用があり、このため特別室が設けられていますが、現在ではほとんど使われていません。

駅前には大きなロータリー

黒磯駅玄関
写真7黒磯駅玄関。1993年9月17日

駅舎正面には大きなロータリーが設けられています。駅前からは各方面への路線バスが発着しています。

旧黒磯市の玄関口ですが、町の中心部とは少し離れており、送迎の自動車が多く見受けられます。

乗り場

西から順に1番線、2番線…となります。

  • 1-3.宇都宮線(東北線)上り 宇都宮、東京方面
  • 4-5.東北本線下り 郡山、福島方面

駅名の由来

確認中。

歴史

日本鉄道開業当時からの駅です。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1886年(明治19年)12月1日
日本鉄道・宇都宮-黒磯間が開業し、黒磯駅開業。
1887年(明治20年)7月16日
日本鉄道・黒磯-郡山間が開業、中間駅となります。
1984年(昭和59年)1月31日
この日限りで貨物営業廃止。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
2011年(平成23年)3月11日
東日本大震災が発生、東北本線などが大規模に運休(東北本線黒磯以南は早期に復旧)。
2011年(平成23年)4月17日
東北新幹線・黒磯-安積永盛間が復旧、運転再開。
2018年(平成30年)1月4日
構内完全直流化[1]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

  1. 東日本旅客鉄道・大宮支社 プレスリリース「東北本線黒磯駅電気設備改良切換工事に伴う列車運休及びバス代行輸送計画についてのお知らせ (2017年11月24日)。

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