各駅停車はここまで

三鷹

みたか
Mitaka
三鷹駅
三鷹駅北口。2004年9月3日

各駅停車はここまで

三鷹駅1・2番ホーム
写真1三鷹駅1・2番ホーム。2015年9月22日

3面6線から成る地上駅で、改札は橋上に設けられています。荻窪以来の地平駅となります。中央快速線は島式2面4線となっており、特別快速(中央特快、青梅特快)が停車します。

中央総武各駅停車の電車、および中野から直通運転している地下鉄東西線の電車は、ここ三鷹が終点となります。合わせて、中央快速線と中央総武緩行線から成る系統別複々線もこの三鷹駅までとなります。これらの電車を引き受けるため、三鷹電車区が設けられています。

改札内店舗が充実

三鷹駅改札口
写真2三鷹駅改札口。2015年9月22日

橋上駅舎になっており、ホームの上にかぶさるように改札口が設けられています。

改札内コンコースには「アトレヴィ」のエキナカ店舗が多数入っており、メインの3階部分だけでなく、エスカレーターで移動する4階部分にも改札内店舗が営業しています。ターミナルや乗換駅でもないのにこれだけの規模の改札内店舗が集まっているのは他にほとんど例を見ません。

これとは別に、改札外の駅南側および北側にも商業施設が建っています。

南北で表情が大きく変わる

ペデストリアンデッキ整備後の三鷹駅南口
写真3ペデストリアンデッキ整備後の三鷹駅南口。2004年9月3日

地図を見るとわかりますが、武蔵野市と三鷹市の境界線が駅の上を通っています。このため、北口はおおむね武蔵野市、南口はおおむね三鷹市となっています。

駅南側にはペデストリアンデッキが整備され、多数の商店が入った駅ビルから、駅周辺の建物が直結しています。駅前はロータリーとなり三鷹市中心部方面への路線バスが頻繁に発着しています。駅正面からまっすぐ南に延びる道路は比較的狭いものの、きれいに整備されているものが多く、ウィンドウショッピングには最適でしょう。

一方、駅の北側には、駅舎と直結したビルの中にJR東日本の事務所が入っており、南口にくらべて比較的落ち着いた雰囲気です。駅から少し離れたところには一戸建ての住宅が多く並んでおり、商業地となっている南口とは好対照をなしています。

南口の表情が変貌

三鷹駅南口を地平から見る
写真4三鷹駅南口を地平から見る。2015年9月22日

駅南口のロータリーは比較的早くから整備されていましたが、ペデストリアンデッキが整備されたのは比較的最近のことです。これによって、同駅から発着する路線バスの乗り場を初めとした動線が整理されました。

停車列車 [2020年5月現在]

特別快速(中央快速および青梅快速)、通勤快速、快速が停車します。通勤特快は通過します。

乗り場

南側から順に1番線、2番線…となります。

  • 1-2.中央総武各駅停車東行 新宿、千葉方面
  • 3-4.中央線快速下り 立川、高尾方面
  • 5-6.中央線快速上り 新宿、東京方面

駅名の由来

確認中。

歴史

意外にも、昭和になってから設置された駅です。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1930年(昭和5年)6月25日
中央本線・吉祥寺-武蔵境間に、三鷹駅開業。当初から旅客のみの取扱いでした。
1949年(昭和24年)7月15日
駅構内で無人列車暴走事故発生(三鷹事件:死者6名、負傷者20名)。
1951年(昭和26年)4月14日
三鷹-武蔵野競技場前間の支線開業、プロ野球試合開催日に運行。
1959年(昭和34年)10月31日
この日限りで武蔵野競技場前支線廃止。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

風の散歩道

駅から万助橋にいたる、玉川上水沿いのシンボルロード。御影石で整備された歩道は、井の頭公園へ向かう途中の散歩道として好適です。通行自由。

山本有三記念館

駅南口から南東へ玉川上水沿いに進み、徒歩12分。山本有三の居宅を保存し、遺族から寄贈された遺品などを公開・展示しています。大正末期の建造といわれる同館は、寄木細工など細かいところまで手が入っており、当時の市民が郊外に構えた住宅のクオリティの高さを示しています。無料、月休。

【WebSite】http://www.mitaka.jpn.org/yuzo/

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