多摩地区有数の商業集積地区

立川

たちかわ
Tachikawa
立川駅
立川駅北口。2005年1月10日

中央線・青梅線は島式3面

立川駅中央線・青梅線ホーム
写真1立川駅中央線・青梅線ホーム。2005年1月10日

中央線のほか、南武線と青梅線が合流するジャンクションで、地平に4面8線プラス側線が配置されており、島式ホームがずらりと並ぶ様は壮観です。中央線の新宿以西では最大の乗降客数を誇っています。東中野からこの立川までは、一本の完全な直線をなしており、これは本州最長直線となっています。

このうち中央線・青梅線系統は、北から順に、青梅線系統、中央線上り、中央線下りとなっています。

南武線は島式1面

立川駅南武線ホーム
写真2立川駅南武線ホーム。2004年9月7日

駅の南側には南武線ホームもあります。こちらは完全に独立したエリアになっており、島式1面2線から成ります。

大きな南北自由通路が通る

立川駅コンコース
写真3立川駅コンコース。2005年1月10日

駅舎は橋上に設けられており、ホームの上を幅広く覆う格好になっているため、ホームが暗いのが残念なところ。かつて1番線部分が駅ビルに転用されたため2番線から始まっていましたが、後に番線表示を全て動かすことで1番線が復活しました。

中央に大きな南北自由通路があり、これを挟み込むように東改札と西改札があります。駅構内には「エキュート立川」のエキナカ店舗が出店しています。

駅の北側には大きなペデストリアンデッキが整備され、各方向のビルと直結しています。北口には駅ビル「ルミネ」があります。伊勢丹や高島屋などの百貨店の買い物客も多く、繁華街を形成しています。

南側は庶民的な雰囲気

立川駅南口
写真4立川駅南口。2005年1月10日

一方、駅の南側は駅ビル「グランデュオ」と直結していますが、駅周辺にはあまり広くない道路沿いに多様な飲食店などが並び、庶民的な雰囲気が濃厚です。場外馬券売り場があるため、競馬開催日にはギャンブラーがあふれます。

駅の西側を、多摩都市モノレールが回り込むようにして乗り越えています。

停車列車 [2020年5月現在]

一部の特急列車を除き、大半の列車が停車します。

乗り場

北側から順に1番線、2番線…となります。

  • 1-2.青梅線下り 拝島、青梅方面
  • 3-4.中央線上り 新宿、東京方面
  • 5-6.中央線下り 八王子、高尾方面
  • 7-8.南武線上り 登戸、川崎方面

駅名の由来

確認中。

歴史

1889年4月、甲武鉄道の手によって、新宿-立川間が開業しました。当時の中間駅は、中野、境(現・武蔵境)、国分寺の3駅のみでした。同年8月に八王子まで延長されています。

青梅線は、1894年11月19日に、青梅電気鉄道の手によって、立川-青梅間が開通していますが、ターミナルの立川駅は甲武鉄道の駅に間借りしていました。南武線が乗り入れたのはずっと遅く、1929年12月11日に、南武鉄道によって、現在の南武線(浜川崎支線を除く)が全線開通しています。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1889年(明治22年)4月11日
甲武鉄道・新宿-立川間が開業した際に、立川駅開業。
1889年(明治22年)8月11日
立川-八王子間が開業、中間駅となります。
1894年(明治27年)11月19日
青梅電気鉄道・立川-青梅間が開業、接続駅となります。
1929年(昭和4年)12月11日
南武鉄道・分倍河原-立川間が開業。
1930年(昭和5年)4月1日
立川-多摩川原間の貨物支線が開業。
1930年(昭和5年)7月13日
南武鉄道・立川-南中神-拝島間が開業。
1944年(昭和19年)4月1日
南武鉄道および青梅電気鉄道が国有化され、国有鉄道(運輸通信省)南武線、青梅線および五日市となります。
1944年(昭和19年)10月10日
この日限りで五日市線・立川-南中神-拝島間が休止(その後復活せず、実質的に廃止)。
1946年(昭和21年)5月31日
この日限りで立川-多摩川原間の貨物支線が廃止。
1980年(昭和55年)3月31日
この日限りで貨物営業廃止。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
2007年(平成19年)9月30日
青梅線2・3番線が1・2番線となり、各番線が順次変更。
2007年(平成19年)10月5日
西側コンコースが供用開始、エキナカ商業施設「エキュート立川」開業[1]
2008年(平成20年)10月7日
駅直結の「ホテルメッツ立川」開業[2]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

ファーレ立川【未訪】

駅北口から北へ、徒歩5分。米軍基地跡地に再開発された複合施設で、多くのアーティストの作品が散在する“美術品としての街”になっています。

【URL】http://www.gws.ne.jp/tama-city/faret/faret.html

参考文献等

  • 祖田圭介「立川駅の移り変わり」『鉄道ピクトリアル』No.888(2014年4月号)電気車研究会、20-23ページ。
  1. 東日本旅客鉄道・JR東日本ステーションリテイリング プレスリリース「立川駅が生まれ変わります ~『ecute(エキュート)立川』が10月5日(金)I期開業~ (2007年7月3日)。
  2. JR東日本・日本ホテル・JR東日本ステーションリテイリングプレスリリース「JR立川駅がより便利に快適に進化します ~立川駅ステーションルネッサンス 10月7日(火)開業~ (2008年7月2日)。

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