古くからの商店街の面影が残る
島式ホームが2つ並ぶ、2面4線の地平駅です。
中央線複々線区間の多くは高架化されているのですが、この荻窪は平地上にホームがあります。
駅の出口は東西にあり、メインの東口は、コンコースが地下に設けられています。駅の北側には駅ビルがあり、改札と直結しています。東口の北側は、再開発があまり進んでおらず、東京郊外の各駅の光景が画一化する前の場景が残っています。
一方、西口は橋上駅舎となっており、跨線橋を介して南北に出ることができます。
JR駅の南側に、丸ノ内線の荻窪駅がありますが、構内は別々になっています。
停車列車 [2020年5月現在]
快速が停車します。特別快速、通勤特快は通過します。
駅名の由来
荻窪という地名は、行者がこの地に自生する荻をもって祠をたて、観音様を安置したことによるといわれています。
歴史
甲武鉄道時代からの駅です。
略年表(クリックまたはタップで開閉)
- 1891年(明治24年)12月21日
- 甲武鉄道・中野(当時は高円寺、阿佐ケ谷両駅は未開業)-境(現・武蔵境。当時は他の中間駅は未開業)間に、荻窪駅開業。
- 1906年(明治39年)10月1日
- 甲武鉄道の国有化に伴い、官設鉄道(逓信省鉄道作業局)の駅となります。
- 1974年(昭和49年)9月30日
- この日限りで貨物営業廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。