島式ホームと橋上駅舎
島式ホーム1面2線と橋上駅舎から成る駅です。
出口は南北に設けられていますが、このうち南側がメインとなっており、ロータリーが整備されタクシーが常駐しています。駅を取り巻くように高層のビルやマンションが建ち並んでおり、郊外のどこにでもある駅前風景が広がっています。
このほか、北側にも出口があり、コンコースから延びる通路のほか、南口にあるバスターミナル脇から直結している連絡通路もあります(下の写真左側)。北口と直結してビルが1つありますが、あとはこれといったものも見あたらず、南口とは対照的です。
北口は整備途上
駅の北側には、かつて関東特殊製鋼の工場が広がっていましたが、現在では更地になっており、首都圏とは思えない茫漠たる空間が広がっています。現在、藤沢市が再開発に着手しているといいます。
駅名の由来
「辻堂」の地名は、村落の四つ辻に阿弥陀堂があったことに由来するという説がありますが、定かではありません。
歴史
1913年3月15日に信号所として開設されたのが前身。1916年に、旅客と荷物の営業を行う停車場に昇格しました。大戦中、駅の北側に工場が建設され、工場地帯として発展。敗戦後、駅周辺は米軍に接収されていましたが、1959年の返還後は住宅地として発展し、海岸近くには住宅都市整備公団(当時)により辻堂団地が造成されました。1977年に橋上化され、南北自由通路もこの際に開設されています。貨物営業は1981年8月31日かぎりで廃止。
略年表(クリックまたはタップで開閉)
- 1913年(大正2年)3月15日
- 辻堂信号所を開設。
- 1916年(大正5年)12月1日
- 辻堂信号所を廃止し、替わって辻堂駅設置。
- 1981年(昭和56年)8月31日
- この日限りで貨物営業廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅になります。