南海高野線は、九度山を出ると紀ノ川の形成した平地から完全に離れて山岳地帯に入り、急勾配を進んでいきます。谷間の突っ先にあるトンネルを抜けると、すぐ高野下に到着します。
谷の中に設けられた築堤上に設置されている駅で、島式ホーム1面2線のほか、側線が設けられています。橋本から極楽橋までにある中間駅のなかで、唯一の島式ホームです。
南海高野線は、九度山を出ると紀ノ川の形成した平地から完全に離れて山岳地帯に入り、急勾配を進んでいきます。谷間の突っ先にあるトンネルを抜けると、すぐ高野下に到着します。
谷の中に設けられた築堤上に設置されている駅で、島式ホーム1面2線のほか、側線が設けられています。橋本から極楽橋までにある中間駅のなかで、唯一の島式ホームです。
ホームはかなり幅の広いもので、古レールを用いた上屋支柱が2列に並んでいます。その中ほどには、「南海思い出ミュージアム」と題した鉄道関係各種部品などの展示が行われており(2010年12月8日設置[1])、列車待ちの間に鉄道資料を見ることができます。展示品の解説がほしかったというのは、少しぜいたくな希望でしょうか。
ホームのやや極楽橋方に切り欠け式の構内踏切があり、その先に待合室が用意されています。
駅舎内の待合室部分は比較的コンパクトで、簡易型自動改札機が設置されています。
駅舎は木造平屋建のもので、下見板貼りが露出した切妻屋根を擁しています。かつての役所などに見られた、往年の素朴な洋風建築といった趣です。これが石垣上に設置されており、階段が下へと通じています。
駅の周辺は小集落となっており、かつてこの地が高野詣での宿場として反映した面影はあまりうかがえません。
南海高野線はこの先、勾配のみならず、最小半径100メートルという急曲線が連続する区間となり、短い車両の電車が低速でそろりそろりと進んでいく、本格的な山岳鉄道になります。
特急および観光列車「天空」以外の各列車が停車します。
東側から順に、1番線、2番線となります。
当時高野山に最も近い駅であったことから付けられたとのことです[2]。
かつては、南海鉄道と高野山電気鉄道の接続駅でした。
確認中。