南海高野線のうち橋本から先の区間は、単線となり列車本数も大幅に減少、事実上のローカル線となっています。橋本駅を出ると東側にカーブしてJR和歌山線をオーバークロスし、向きを南側に変えて紀ノ川に渡り、今度は向きを西に変えて紀ノ川左岸を進むという、U字状のルートを描きます。国道370号線が寄り添ってくると、ほどなく紀伊清水駅に到着します。
相対式ホーム2面2線から成る交換可能駅で、上りホーム極楽橋方に駅本屋があり、下りホームとの間は構内踏切で連絡しています。南海高野線の難波-岸里玉出-橋本間ではすでに構内踏切は消滅していることを考えると、やはりこの区間がローカル線であることを実感します。なお、両ホームの橋本方には花壇が整備されています。
駅舎はオーソドックスな木造平屋建のものですが、見かけによらずそこそこの大きさがあり、売店用のスペースも別途確保されています。もっとも、利用者の減少のために現在では無人化されており、窓口のシャッターが降りていたほか、売店跡は自販機が占拠しています。
駅前は小広場になっており、国道370号線からすぐ脇に入ったところです。駅の周辺は住宅地になっており、商店もそこそこ見られます。なお、この付近での国道は比較的新しく整備された道路で、すぐ北を通る旧道がかつての高野街道で、こちらには格子を残した昔ながらの宿場町の面影が今なおよく残っています。
北側には紀ノ川の川原があり、かつてはここで砂利の採取が行われていました。
停車列車 [2011年8月現在]
特急および観光列車「天空」以外の各列車が停車します。
乗り場
番線表示は確認できませんでした。
- (南側)高野線下り 高野下、極楽橋方面
- (北側)高野線上り 橋本、難波方面
駅名の由来
確認中。
歴史
詳細は確認中。
- 【1924年11月1日】 開業。
周辺の見どころ
確認中。