三日市町は南海高野線平坦区間の終端駅で、利用者数、運行本数ともこの駅を境に大きな段差が生じています。このため、ここで折り返しとなる便が多数設定されています。かつては大型車や長編成の乗り入れはここ三日市町までとなっており切り離し作業などが行われましたが、橋本までの路線改良や移設に伴い、現在ではこの機能はなくなっています。
ホームは相対式2面2線のみといたってシンプルですが、下り側に留置線が設けられており、三日市町止まりの列車はこの留置線を利用して折り返しを行います。
大きな橋上駅舎が整備されており、メインである西口のほかに東口にも出口が伸びています。西口には大きなロータリーが整備され、駅前にあるショッピングビル「フォレスト三日市」との間はペデストリアンデッキが連絡しています。また、通勤利用者の便を図ってか、西口地平から上りホームへ直接出入りできる改札口も用意されています。
いっぽうの東口はすぐ道路に面しており、だらだらと坂を下って南側に設けられたロータリーにいたる形になり、商店などは見当たりません。このロータリーが路線バスの発着場になっています。
駅直近の住宅はさほど多くありませんが、周辺では大規模な新興住宅地が造成されています。
停車列車 [2011年8月現在]
快速急行以下の列車が停車します。
乗り場
東側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.高野線下り 橋本、極楽橋方面
- 2.高野線上り 岸里玉出、難波方面
駅名の由来
文字どおり、毎月三の日に市が開かれたことによるものでしょう。「町」を付した経緯については未確認。
歴史
高野登山鉄道時代に開業した駅です。
- 【1914年10月21日】 高野登山鉄道により長野(現、河内長野)-三日市町間が開業し、三日市町駅開業。
- 【1915年3月11日】 高野電気鉄道により三日市町-橋本間が開業、中間駅となります。
- 【1922年9月6日】 大阪高野鉄道(高野登山鉄道が改称)が南海鉄道に合併、同社の駅となります。
- 【1944年6月1日】 南海鉄道が関西急行電鉄に合併、新たに発足した近畿日本鉄道の駅となります。
- 【1947年3月15日】 近鉄から南海電気鉄道が分離独立、同社の駅となります。
周辺の見どころ
確認中。