集落全体を見渡せる位置に設けられている駅です。2002年11月、速度制限緩和のため列車交換設備が撤去され、これによって高野線単線区間で唯一の棒線駅となりました。
集落全体を見渡せる位置に設けられている駅です。2002年11月、速度制限緩和のため列車交換設備が撤去され、これによって高野線単線区間で唯一の棒線駅となりました。
かつて使われていたホーム跡には「下古沢駅花屏風」が整備され、四季折々の花が見られるスペースとなりました。もっとも、私が下車した1月には花などまったくなく、ガランとした寂しい風景になっていましたが。
この花屏風を整備するためなのでしょうか、ホームの極楽橋方にある構内踏切は現在でも生きており、列車が接近すると警報が鳴り遮断機が下ります。また、かつて分岐路に設けられていた信号機もそのままになっています。何とも、摩訶不思議な光景ではあります。
現在では完全に無人化されており、かつての窓口は板でふさがれ、乗車駅証明書発行機がドンと置かれています。それでも、駅周辺の住民によるものか、駅舎内の清掃が行き届いており、また改札口とホームの間にある植木もきちんと手入れされていて、荒れた様子はありません。
駅の橋本方には広いスペースがあり、これに隣接して作業用と思われる小屋が建っていることから、保線用基地などとして利用されていた時期があるものと思われます。
駅前には軽自動車がなんとか通れる道路があり、北東方向へと急坂が続いています。坂を少し下るとすぐに民家が数戸集まっており、無人化されてはいるものの、駅直近にも人の気配が感じられます。
特急および観光列車「天空」以外の各列車が停車します。
確認中。
高野山電気鉄道開通当初からの駅です。
確認中。