三日市町を出ると、南海高野線は国道371号線に沿って和泉山脈を越えるべく、山岳区間に入っていきます。かつては急勾配が多く単線が大半だったこの区間も、現在では路線移設や複線化によってかなり趣が変わりました。この複線化に伴って廃止された信号場を昇格させて設置された駅が、峠越え区間の最初の駅となる、美加の台です。
堀割の中に相対式2面2線が設けられている駅で、その上に駅舎が設けられています。ホームが1階、コンコースと駅事務所が2階にあるため、橋上駅舎という形態になるのでしょうが、そのコンコースの真上にロータリーが整備されており、乗降客が3階から出入りするという珍しい駅です。路線バスや乗用車の乗降に便利で、逆にいえば駅まで直接徒歩でアクセスする人があまりいないような雰囲気ではあります。
コンコースはかなり広く、ゆったりしています。改札口の正面向かい側には、コンクリートが打ち放しになっているままの空きスペースがありますが、当初は店舗などが入る予定だったのでしょう。
駅の東側には、南海が造成した巨大な美加の台住宅地が広がっています。
停車列車 [2011年2月現在]
快速急行以下の各列車が停車します。
乗り場
東側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.高野線下り 橋本、極楽橋方面
- 2.高野線上り 岸里玉出、難波方面
駅名の由来
確認中。
歴史
比較的新しい駅です。
- 【1984年9月1日】 開業。
周辺の見どころ
確認中。