美加の台の先で高野線は長大トンネルを抜けます。この先の区間では住宅開発が進んでおらず、田畑と農家がぽつぽつと見えるという光景になり、千早口に到着します。
相対式ホーム2面2線から成る地平駅で、上りホーム極楽橋方に駅舎があり、下りホームとの間は地下通路で連絡しています。現在の駅設備は1984年に複線化された際に新設されたもので、駅舎もコンパクトながら鉄筋のしっかりしたものです。なお、利用者が少ないせいか、無人化されています。
民家はそこそこあるものの、大阪方面へのベッドタウンとして開発されているわけではなく、駅前にも小さな個人商店があるのみで、畑が多く見られます。
千早地区は楠木正成が千早城に拠ったことでその名を知られていますが、河内長野または富田林からの路線バス利用が一般的です。なお、この方面だけでなく、千早口駅周辺には路線バスは通っていません。
停車列車 [2011年2月現在]
急行以下の各列車が停車します。
乗り場
東側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.高野線下り 橋本、極楽橋方面
- 2.高野線上り 岸里玉出、難波方面
駅名の由来
確認中。
歴史
高野登山鉄道時代に開業した駅です。
- 【1915年3月11日】 高野電気鉄道により三日市町-橋本間が開業、この際に千早口駅開業。
- 【1922年9月6日】 大阪高野鉄道(高野登山鉄道が改称)が南海鉄道に合併、同社の駅となります。
- 【1944年6月1日】 南海鉄道が関西急行電鉄に合併、新たに発足した近畿日本鉄道の駅となります。
- 【1947年3月15日】 近鉄から南海電気鉄道が分離独立、同社の駅となります。
周辺の見どころ
確認中。