東日本有数の鉄道の要衝

大宮

おおみや
Ōmiya
大宮駅
大宮駅東口。2018年1月7日

歴史的には高崎線が先輩格

大宮駅地平ホーム(奥は東京方)
写真1大宮駅地平ホーム(奥は東京方)。2020年2月13日

東北本線と高崎線とが分岐し、新幹線も停車するする交通の要衝です。もっとも、歴史的には最初に現在の高崎線を含めた区間が開業しており、浦和の次の駅は上尾でした。その後大宮駅が設置され、東北本線が大宮で分岐することとなったという経緯があるため、高崎線の方が先輩格ではあります。

京浜東北線、東北本線および高崎線のホームは、地平に5面9線が設けられています。一番西側にある11番線のみ片面ホーム、他は島式ホームになっています。

埼京線川越線は地下

大宮駅地下ホーム
写真2大宮駅地下ホーム。2020年2月13日

埼京線および川越線は事実上一体化して運行されていますが、こちらは地下に島式ホーム2面4線から成ります。

国鉄末期に作られた地下ホームは、どうにも暗くてじめじめした印象を与える駅が多い中で、照明を多くし壁面を白系統にすることで、暗さを緩和しています。それでも、やや冷たく無機質な印象は否めません。

高架上には新幹線

大宮駅高架新幹線ホーム
写真3大宮駅高架新幹線ホーム。2015年9月26日

JR東日本の新幹線はいずれも東京から大宮までの区間を走りますが、この大宮で、大きく東北新幹線(「山形新幹線」「秋田新幹線」を含む)と上越新幹線系統(北陸新幹線含む)に分かれます。もともと新幹線が最初に開業した時は、ここ大宮が暫定起点だったこともあり、それなりに長いこと使われてきたことになります。

新幹線ホームは高架上の3階に、島式3面6線から成ります。

自由通路は常時混雑

大宮駅中央改札・北
写真4大宮駅中央改札・北。2020年2月13日

大宮駅は巨大な橋上駅舎になっており、東口と西口をつなぐ東西自由通路を挟んで、2つの改札口が2カ所で向かい合っています。ただ、これ以外の改札口がないため、東武野田線やニューシャトルへの乗り換えなどを含め、全ての利用者が東西自由通路に集中することになっており、このため自由通路は終日混雑しています。

改札内にはエキナカ店舗多数

大宮駅南改札
写真5大宮駅南改札。2007年6月23日

改札内コンコースには多数の「エキナカ」店舗が入っており、特に南側2階コンコースの「エキュート大宮」には、多数のショップが軒を連ねています。

東西で対照的な光景

大宮駅西口
写真6大宮駅西口。2007年6月23日

駅の東口には駅ビル「ルミネ1」が入っている他、東武野田線の駅が入っています。駅前にはロータリーが整備されており、大小さまざまな商店が並び、にぎわいを見せます。

一方の西口は、駅前に整備されたペデストリアンデッキが周辺のビルへとつながっており、企業のオフィスなども多く並んでいます。

現在も鉄道の町

大宮駅西口から北側を見る
写真7大宮駅西口から北側を見る。2007年6月23日

大宮はもともと大宮氷川神社への参詣拠点でしたが、日本鉄道がこの駅にて宇都宮方面と高崎方面を分岐することになってから運転上の一大拠点となり、いわば“鉄道の町”として発展してきました。

現在も、JR東日本の大宮総合車両センター、JR貨物の大宮車両所などが駅の北側に立地しており、鉄道関連の住民が多い地域といわれます。

停車列車 [2020年6月現在]

京浜東北線

大宮が京浜東北線の北端です。

上野東京ライン

一部快速列車など、例外的なものもあります。

湘南新宿ライン

一部快速列車など、例外的なものもあります。

埼京線・川越線

大宮以西は全便各駅に停車します。

東北・山形・秋田新幹線

下記は一般的なもので、例外的に停車/通過する便もあります。「はやて」は臨時列車のみなので省略。

上越・北陸新幹線

下記は一般的なもので、例外的に停車/通過する便もあります。

乗り場

基本的に、東側から順に1番線、2番線…となります。

  • 1-2.京浜東北線南行 東京、横浜方面
  • 3-7.上野東京ライン南行 東京、横浜方面/湘南新宿ライン 新宿、横浜方面
  • 8-11.宇都宮線 小山、宇都宮方面/高崎線 熊谷、高崎方面
  • 13-15.新幹線上り 上野、東京方面
  • 16-17.東北・山形・秋田新幹線下り 新青森、山形、秋田方面
  • 18.上越・北陸新幹線下り 新潟、金沢方面
  • 19-20.埼京線上り 新宿、大崎方面
  • 21.川越線下り 川越、高麗川方面
  • 22.川越線下り 川越、高麗川方面/埼京線上り 新宿、大崎方面

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1883年(明治16年)7月28日
日本鉄道・上野-熊谷間が開業、この時点では大宮駅未設置。
1885年(明治18年)3月16日
日本鉄道・浦和-上尾間に、大宮駅開業。
1885年(明治18年)7月16日
日本鉄道・大宮-栗橋間が開業、分岐駅となります。
1906年(明治39年)11月1日
日本鉄道が国有化され、官設鉄道(逓信省鉄道作業局)の駅となります。
1940年(昭和15年)7月22日
川越線・大宮-高麗川間が開業。
1961年(昭和36年)2月17日
この日限りで貨物営業廃止(大宮操車場に移管)。
1982年(昭和57年)6月23日
東北新幹線・大宮-盛岡間が開業。
1982年(昭和57年)11月15日
上越新幹線・大宮-新潟間が開業。
1985年(昭和60年)3月14日
東北新幹線・上野-大宮間が開業し、新幹線として中間駅となります。
1985年(昭和60年)9月30日
東北本線・赤羽-武蔵浦和-大宮間開業、「埼京線」として営業開始。
2005年(平成17年)3月5日
駅ナカ商業施設「エキュート大宮」開業[1]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

  1. 東日本旅客鉄道 プレスリリース「2005年3月5日(土)「通過する駅から集う駅へ」大宮駅が新しく生まれ変わります。 (2004年12月7日)。

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