木造の大きい民家といった雰囲気のある駅舎が、北側に設けられています。この駅舎は例によって改築によって消滅の危機にありましたが、地元市長が保存を要請、その結果従来の建材を用いて外観を保存した上での改築という経緯をたどりました。
在来線は2面3線および側線となっていますが、このうち駅舎側のホームはあまり使われていないようで、基本的には島式ホームが利用されています。
いっぽう新幹線ホームは、在来線の南側にあり、相対式ホーム2面2線と中線の通過線2線から成る、いわゆる新幹線型配線となっています。JR化後に東海道新幹線に設置された駅ということもあって「こだま」のみが停車します。
停車列車 [2017年5月現在]
「ホームライナー」が停車します。東海道新幹線はこだま(各駅停車タイプ)のみが停車します。
- 「ホームライナー浜松」 菊川 ← 掛川 → 袋井
- 普通 菊川 ← 掛川 → 愛野
歴史
静岡-浜松間開通時に設置された駅。1988年3月13日には、東海道新幹線の駅が開業した。
略年表(クリックまたはタップで開閉)
- 1889年(明治22年)4月16日
- 静岡-浜松間が開通した際に、掛川駅開業。
- 1935年(昭和10年)4月17日
- 国有鉄道(鉄道省)二俣線・掛川-遠江森(現、遠州森)間が開業。
- 1984年(昭和59年)1月20日
- この日限りで貨物営業廃止。
- 1987年(昭和62年)3月14日
- 国鉄二俣線(第2次特定地方交通線指定:掛川-新所原間)が天竜浜名湖鉄道に転換、同社との接続駅となります。
- 1987年(昭和62年)4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR東海の駅となります。
- 1988年(昭和63年)3月13日
- 東海道新幹線に掛川駅設置。
- 2014年(平成26年)1月26日
- 北口駅舎の耐震補強工事完了、供用開始[1]。