古い村名が駅名として再登板

相見

あいみ
Aimi
相見駅
相見駅東口。2012年4月1日

 

相見駅ホーム
写真1相見駅ホーム。2012年4月1日

幸田町と岡崎市の境界付近に設けられた新設駅です。幸田駅北側から岡崎駅への間、東海道本線は南北にほぼ一直線を結びますが、その途中に設けられています。

 

相見駅改札口
写真2相見駅改札口。撮影時は窓口営業時間外でした。2012年4月1日

地平ホームの上に橋上駅舎が設けられています。自動券売機1台に自動改札機3基というのはいささかアンバランスにも見えますが、ICカード乗車券「TOICA」が定着したのちに開業した駅ゆえの設備とみてよいのでしょうか。

私が下車したときには、東海道本線の小駅にしばしば見られる、窓口が営業時間外というタイミングで、さらに売店なども入っていないため、完全に無人でいささか寂しい雰囲気でした。それでも、天井が高いこともあって、それなりにゆったりした空間になってはいます。

 

相見駅線路を橋上駅舎より望む
写真3相見駅線路を橋上駅舎より望む。2012年4月1日

複線在来線の新設駅では、両線路の脇にそれぞれホームを設けて相対式2面2線とするケースが大半ですが、この駅は珍しく、下り線を島式、上り線を片面という2面3線になっています。国鉄で標準的ともいえた中線を上下で供用するというものではなく、下り線のみが待避可能な配線になっています。南大高でも同様の形態を取っていますが、目的については不明。

 

相見駅東口階段に掲げられた凧
写真4相見駅東口階段に掲げられた凧。2012年4月1日

出口は東西に設けられており、橋上駅舎から地平へ通じる階段の上には、それぞれ凧が掲げられています。東口には大きなロータリーの周辺に民家が建つほか、駅直近からはわかりにくいものの、ほど近くに大型商業施設が立地しています。いっぽう西口はまだ開発途上で、広場はできているものの、まだまだ空き地が広がっている状態です。

相見駅は地元からの請願駅で、幸田町が建設費45億8,745万円を負担して設置されました[1]

停車列車 [2012年4月現在]

普通列車のみが停車します。

乗り場

西側から順に、1番線、2番線、3番線となります。

  • 1.東海道本線下り 名古屋、米原方面
  • 2.東海道本線下り 名古屋、米原方面
  • 3.東海道本線上り 静岡、熱海方面

駅名の由来

かつてこの地にあった相見村から取られたようですが、相見という地名は現在はなく、またもとの村名そのものも瑞祥名称のようにも思われます。いささか人工的な印象を与える駅名ではあります。

歴史

詳細は確認中。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
2012年(平成24年)3月17日
幸田-岡崎間に、相見駅開業。
2017年(平成29年)9月30日
「集中旅客サービスシステム」導入に伴い、無人化[2]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

  1. 「JR東海道線:幸田に「相見駅」が完成、きょう開業 要望100年、悲願の新駅」(毎日新聞・愛知)2012年3月17日。※2020年3月8日現在、リンク切れ
  2. 東海旅客鉄道 プレスリリース「東海道本線 集中旅客サービスシステムの使用開始について (2017年9月5日)。

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