ホームは大きくカーブを描きます
比較的標高の低い丘陵と海岸が迫っている中を進んできた函館本線は、左右の幅が広がり小さな沖積平野に入ると、ほどなく落部駅に到着します。
駅本屋側の片面ホームと反対側の島式ホームの2面3線から成る駅で、ホームは西側から東側へとカーブを描く途中にあります。
比較的標高の低い丘陵と海岸が迫っている中を進んできた函館本線は、左右の幅が広がり小さな沖積平野に入ると、ほどなく落部駅に到着します。
駅本屋側の片面ホームと反対側の島式ホームの2面3線から成る駅で、ホームは西側から東側へとカーブを描く途中にあります。
島式ホームはかなり広くなっており延長もかなりゆったりしていますが、例によってこの駅に停車するのは短編成の列車ばかりになっており、設備を持て余し気味になっています。
かつては、道南地方を走る急行「せたな」、およびその後継列車である快速「アイリス」が停車していましたが、同列車は2016年3月ダイヤ改正で廃止されました。
島式ホームの両側にワンマン用ミラーと乗り場案内が設置されており、どちらにも列車が入れるようになっています。下り、すなわち長万部方面へ向かう列車には、基本的には内側のホームが使われていますが、通過待避などの際に外側線が使われているのかもしれません。
両ホームの間は構内踏切で連絡しています。かつては中線があったことをうかがわせるスペースがありますが、現在では撤去されています。なお、現在の普通列車は、上下線とも構内踏切の手前で停車するようになっています。
駅舎は木造平屋建、優等列車の停車しない駅としてはなかなか立派なものです。北海道規格型ともいうべきスレート屋根には雪止めが設けられ、太い柱が支えています。ただし壁面や窓枠は新建材に換装されているため、古さはうかがえるものの郷愁を感じさせるほどのものではありません。
駅舎内の旅客用スペースは意外に広く、十分な数の椅子が設置されています。床にはカーペットが敷かれており、このため厳冬期でも駅舎内では寒さを感じませんでした。もっとも夏季になると埃が舞いそうではありますが。
清掃も行き届いており、快適な空間になっています。
簡易委託駅で、出札窓口が現在でも健在です。JR北海道の駅では簡易委託の駅は大きく減っていますが、ここでは現在でも乗車券類が販売されています。もっとも、私が訪れたときは営業時間外だったため、どのようなきっぷを販売しているかは確認できませんでした。
駅舎は正面から見ると機能本位の素っ気ないものですが、玄関上に小さなペディメントが設けられており、これがアクセントになっています。
駅玄関の前には樹が立っており、そのすぐ前には高校生へ向けた掲示がありました。かつては学校の周囲にこの種の啓発看板がよく見られましたが、今では珍しいものになっています。錆は出ているものの、文字はしっかり読めるため、掲示物として十分に機能しています。今の高校生がこれに目をとめる機会があるかどうかはわかりませんが。
駅前には小スペースがあり、ここから国道へはすぐです。駅のすぐ脇には車庫があり、おそらく事業用車両が収容されるものと思われますが、当然ながら入口にはシャッターが降りていたため詳細は確認できませんでした。
森と八雲の間では最も大きな集落になっており、国道の反対側には民家が密集しているほか、国道沿いにはコンビニが複数並んでいます。
普通列車のみが停車します。
北側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線、3番線となります。
確認中。
詳細は確認中。
駅から車で20分。コメント準備中。
【Map】OpenStreetMap / Google Map / Mapion