斬新な駅舎でイメージが変わりました

宝積寺

ほうしゃくじ
Hōshakuji
宝積寺駅
宝積寺駅西口。2020年2月21日

側線もあり構内は広い

宝積寺駅2・3番ホーム(奥は黒磯方)
写真1宝積寺駅2・3番ホーム(奥は黒磯方)。2020年2月21日

2面3線と側線から成る地平駅で、烏山線が分岐します。

東北本線の上りと烏山線が同一ホームの反対側を供用しています。また、東北本線の上下線の間には中線があります。東側には側線が広がっていますが、現在ではほとんど使われていないようです。

橋上駅舎はかなりの存在感

橋上駅舎をホームから見る
写真2橋上駅舎をホームから見る。2020年2月21日

上下ホームは、東西自由通路および橋上駅舎と一体化した跨線橋で連絡しています。なかなか大がかりな造りになっています。

跨線橋は姿を消して

地平駅舎時代の跨線橋
写真3地平駅舎時代の跨線橋。2005年4月3日

地平駅舎だった当時は、屋根付きの跨線橋が設けられていました。

ディーゼルカーも今はなく

宝積寺駅に停車中の烏山線ディーゼルカー
写真4宝積寺駅に停車中の烏山線ディーゼルカー。2005年4月3日

烏山線には長らくキハ40系等のディーゼルカーが使われていましたが、蓄電池駆動電車EV-E301系「ACCUM」が導入され、2017年を持って「電車のみが走行する非電化路線」になり、駅構内にディーゼルカーが待機する様は昔語りになりました。

七福神巡りの起点

七福神の掲示
写真5七福神の掲示。2005年4月3日

烏山線の駅が7つ(起点である宝積寺を除く)であることにちなんででしょう、烏丸線沿線では「七福神」を前面に押し出しているようで、宝積寺駅にも七福神が列車に乗っているイラストが掲示されていました。

独特の格天井に目が向かいます

宝積寺駅改札内コンコース
写真6宝積寺駅改札内コンコース。2020年2月21日

ホームから階段等で跨線橋に上がると、多くの木材を垂直方向に並べて、上側が閉じる箱状に配した格天井に目が向かいます。また、線路側の部分は大きなガラス張りになっており、美術館のような雰囲気を作り出しています。

壁面には大谷石をイメージ

宝積寺駅改札口
写真7宝積寺駅改札口。2020年2月21日

有人改札口などの壁面には、大谷石をイメージしたと思われる素材が用いられ(触覚的には大谷石と区別つかず)、視覚的に柔らかみをもたせています。天井の力強いウッディーな空間とは対照的で、それでいてコントラストは控えめなのが秀逸です。

宇都宮駅近郊の有人駅ですが、IC専用簡易改札機が設置されています。なお、烏山線はIC乗車区間外になっています。

物が置かれるとちぐはぐな印象にも

宝積寺駅改札口横側
写真8宝積寺駅改札口横側。2020年2月21日

壁面がシックである反面、各種掲示や筆記台、スタンプ台等が置かれることによって、やや散らかったような印象を受けるのもまた事実。竣工段階ですっきりしていることを前提にしたデザインになっているためと思われ、ややちぐはぐになってしまっているようです。

駅の出入口表示は、横側および正面側の両方から視認できるようになっていました。

天井はアーチ型

宝積寺駅東西自由通路
写真9宝積寺駅東西自由通路。2020年2月21日

東西自由通路を見渡すと、前述の天井はアーチ型を描いており、窓側になると比較的低いところまで伸びていることから、迫力を感じます。

旧駅舎は比較的大きめ

宝積寺駅旧駅舎
写真10宝積寺駅旧駅舎。2005年4月3日

地平駅時代、駅舎は下りホームに面しており、木造平屋で横長、青い瓦屋根を載せるという、東北本線のローカル駅では典型といえるスタイルですが、路線の分岐駅ということもあってか、比較的大柄なものです。自動改札機は導入されていませんが、簡易Suicaが設置されていました。

西口は比較的ひっそり

宝積寺駅西口駅前
写真11宝積寺駅西口駅前。2020年2月21日

西口駅前には広々としたスペースが設けられており、そこから両脇にやや古めかしい木造の建物がずらりと伸びています。ただし、橋上駅舎化によって、町の中心部に近い東側にも新しく出口ができたせいか、比較的ひっそりしていました。

地平駅時代はタクシーが常駐

地平駅舎時代の西口駅前
写真12地平駅舎時代の西口駅前。2005年4月3日

西口は旧駅舎時代とあまり変わっていませんが、地平駅時代は駅前にタクシーが並んでいました。

直線上の階段が印象的

宝積寺駅東口
写真13宝積寺駅東口。2020年2月21日

東口に回ると、振り袖を直線的に伸ばしたような階段が非常に印象的で、エレベーター屋根の傾きなどを含め、遠近法を用いているようです。

この駅舎および自由通路は隈研吾建築都市設計事務所の設計によるものです。

東口駅前には観光客も楽しめるスペースが

宝積寺駅東口駅前
写真14宝積寺駅東口駅前。2020年2月21日

東口駅前には「ちょっ蔵広場」があり、物産館や休憩スペースとして利用されており、観光客も楽しめる空間になっています。

乗り場

西側から順に1番線、2番線、3番線となります。

  • 1.宇都宮線(東北線)下り 那須塩原、黒磯方面
  • 2.宇都宮線(東北線)上り 宇都宮、東京方面
  • 3.烏山線上り 大金、烏山方面

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1899年(明治32年)10月21日
日本鉄道・岡本-氏家間に、宝積寺駅開業。
1906年(明治39年)11月1日
日本鉄道が国有化され、官設鉄道(逓信省帝国鉄道庁)の駅となります。
1923年(大正12年)4月15日
国有鉄道(鉄道省)烏山線・宝積寺-烏山間が開業、分岐駅となります。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本およびJR貨物の駅となります。
2007年(平成19年)10月28日
橋上駅舎および東口自由通路供用開始。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

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