相対式2面2線から成る地平駅で、両ホームは豊橋方にある構内踏切で連絡しています。業務委託駅で「みどりの窓口」が営業しています。
駅舎は鉄骨平屋建の国鉄仕様のもので、機能本意ではありますが、あまり存在感がない建物でもあります。正面左半分は待合室スペースで、非常に広くゆとりがあります。なお、駅務室には売店が入っています。
天竜川へ下る部分は商店街となっており、個人商店が多く並んでいます。かつて、市田は天竜船下りの下車駅で、大きな看板が出ていましたが、現在ではここからの出航は休止となっています。
この先で、右に見えていた天竜川から離れ、線路は段丘を上っていきます。
停車列車 [2017年6月現在]
快速「みすず」が停車します。
西側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線となります。
駅名の由来
中世に市が立った地であることを示すものと思われます。
歴史
伊那電気鉄道開通の際に設置されました。
- 1923年3月13日
- 伊那電気鉄道によって山吹-市田が開業した際、市田駅開業。
- 1923年3月18日
- 市田-元善光寺間が開業し、中間駅となります。
- 1943年8月1日
- 伊那電気鉄道が国有化され、国有鉄道(鉄道省)飯田線の駅となります。
- 1969年
- 駅舎改築。
- 1982年10月31日
- この日かぎりで貨物営業廃止。
- 1987年4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR東海の駅となります。
- 2013年4月1日
- 簡易委託化[1]。